行政書士法改正で広がる使命と役割
2026年1月から行政書士法が改正されます。
今回の改正では、行政書士の「目的」が「使命」として明文化され、より社会的責任を強く担うことになりました。
これまで行政書士は、行政手続の円滑な実施や国民の利便に資する存在として活動してきましたが、改正後は「国民の権利利益の実現に資すること」が使命として法律に明記されます。
これは、私たちの仕事が単なる書類作成にとどまらず、暮らしの安心や地域社会の信頼を支える役割を持つことを示しています。
さらに、デジタル社会に対応した「職責」の新設や、特定行政書士の権限拡大、無資格者による業務代行を防ぐための規制強化なども盛り込まれています。
法人に対する両罰規定も導入され、制度全体の信頼性が高まることが期待されます。
新しい年を迎えるにあたり、「使命」という言葉を胸に刻み、地域の皆さまに寄り添いながら、安心して暮らせる社会づくりに貢献していきたいと思います。